頭痛とは

頭痛は誰でも経験したことがある症状のひとつです。

内科、小児科、脳神経外科、眼科、耳鼻科、婦人科、整形外科、歯科などほとんどの診療所で多くの患者さんが訴える症状でもあります。

 

その原因は様々ですが、何らかの病気が基礎にあって生じる頭痛や神経痛などを除くと、痛みを感じるのは、頭蓋骨の膜や頭皮、それらにつながる筋肉などがほとんでです。

ほとんどはストレス、精神的緊張、あるいは筋肉の緊張などによって筋肉の血行が悪くなったり、逆に血管が拡張し、その周囲に炎症が起こるなどの機能的な原因による頭痛です。
よく聞く頭痛として、緊張性頭痛・片頭痛があります。

パソコンで眼精疲労

緊張性頭痛とは

緊張性頭痛とは筋肉から痛みが発せられる頭痛で、頭から首、肩にかけての筋肉が緊張し、血流が悪くなることで引き起こされる頭痛です。

筋肉の緊張は

・長時間同じ姿勢をとり続けることによる筋疲労
・心配や不安などの精神的なストレス
によって自律神経の交感神経が過剰に働くことで起きやすくなります。
(交感神経が働くと血管が収縮し血液の流れが悪くなります)

一度頭痛が起こると、痛みによって筋肉にコリや血流の悪さがますます増幅され、頭痛がひどくなっていつまでも続く、という悪循環に陥ることもあります。

痛みの特徴

・後頭部から首筋にかけて、ジワーっと両側が痛む
・頭を鉄の輪でしめつけられるような痛み
・頭の上に重石がのったような頭重感
・首や肩のコリを伴ういつとはなしに痛みが始まり、ダラダラと続く
・首を回すと、フワッと一瞬めまいがする
など以上のようなことが挙げられます。

緊張性頭痛の場合

・筋肉を緩めて血行を良くする
・リラックスすることで交感神経の緊張を緩める

などが対処法となってきます。

頭・首・肩にある筋肉にできるコリ(ポイント)がこの頭痛に大きく関係しています。
このコリを気持ち良さとともに緩めていくことが重要です。

頭痛・眼精疲労すっきり

片頭痛とは

片頭痛とは、緊張性頭痛とは逆で頭蓋内の血管が拡張することで引き起こされる頭痛です。

脳神経の1つである三叉神経が何らかの影響で刺激されることで血管が拡張され、周りに炎症を起こして頭痛になるということが有力な原因とされています。

頭の片側あるいは両側からこめかみにかけて脈打つように、「ズキズキ」、「ドクンドクン」と痛み、ひどいときには立っているだけでつらい痛みや吐き気を伴うこともあります。
片頭痛は思春期の頃から発症することが多く、女性の患者数は男性の4倍といわれています。

片頭痛はその名の通り、片側の頭痛として現れることも少なくありませんが、痛みの現れる部位が左右変動する場合や、両側が痛む場合など痛みの種類は様々です。

片頭痛の誘因因子として

ストレス、疲労、睡眠不足・睡眠過多
天気、気温・気圧差、ひとごみ、光や音
食べ物(ポリフェノールを多く含むものなど血管拡張作用があるもの)

があげられます

片頭痛は、血管が拡張することで引き起こされる頭痛ですので頭痛が起きてから筋肉をほぐすようなことをするとかえって悪化することがあります。

起こってしまった場合は、

・安静にしている
・血管収縮作用がある食べ物を食べる
などがあります。

ちなみに、片頭痛によいものとして
・マグネシウムを多く含む食品(大豆などの豆類、アーモンドなどの種実類、ひじきなどの藻類など)
・ビタミンB2を多く含む食品(肉や魚などの動物性の食品、納豆など)
頭痛を引き起こす要因として、水分不足による軽い脱水症状も挙げられますので、水・機能性飲料などの水分補給も重要です。

片頭痛は起きないように、予防のために施術を受けることが重要です。
ストレスや疲労を日頃からためないようにすることも予防のひとつです。

緊張性頭痛と片頭痛はなかなか見分けが難しい場合もあります。
良く分からない場合は、まずは頭痛外来などの医療機関で診断を受けることをおすすめします。

 

眼精疲労とは

眼精疲労とは、目の疲れがひどくなり、休憩や睡眠をとっても疲れが取れない状態といいます。

眼精疲労になると、頭痛も引き起こされることが多いです。(ちなみに、疲れ目とは、休息をすると回復する目の疲れです)

・長時間のパソコン作業
・スマホや携帯の画面を長時間みている
・度数の合わない眼鏡やコンタクト
が、最近は多いのではないでしょうか。

予防としては、

・こまめに(30分ごとに)休憩
・目を温める
・目の周りの筋肉を緩める
など疲労を蓄積させないことです。

眼精疲労になると

・頭痛になる
・肩コリを感じる
・ドライアイになる
・めまいがする
・吐き気がする
など苦痛な状態になり、そのことでストレスを感じ悪循環に陥ってしまします。

眼精疲労になってしまったら

・ドライアイやめまいなど症状がひどい場合は、まずは医療機関を受診して下さい。
・自分で目の周りの筋肉をほぐすということは困難ですので、施術を受けることをおすすめします。
施術を受けることで悪循環が断ち切られ、質の良い睡眠が取れるようになります。
睡眠によってさらに回復していきます。
好循環を作っていけるようにしましょう。

健康スタジオでは
頭部コースおよび頭部コースとのセットコースをおすすめします。
頭痛・眼精疲労マッサージ

直接、頭周りを施術してほしくない場合は、足裏コースもおすすめ。
足裏にある頭・首・目の反射区を刺激することでじんわりとやわらいでいきます。
足裏マッサージで頭痛・眼精疲労に